ここ最近、ペットのアレルギーに悩む飼い主が後を絶たない。アレルギー検査をしたら、大好きなお肉がダメだった…魚が…野菜が…というように連鎖してペットフード難民に。なんてことが起きている。そもそもアレルギーってなんなの?そこを理解しないと、せっかくアレルギー検査をしても、とりあえず反応あった食材を片っ端から抜く…栄養素が足りなくなる…逆効果…なんてことにならないようにしましょう。
アレルギーって何?
私たちの体には、細菌・ウィルス・寄生虫などの感染性微生物や異物などから、身を守るための「免疫」という仕組みがそなわっています。 この 「免疫」の働きが、現代文明による環境やライフサイクルの変化によって異常を起こし、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態が「アレルギー」です。

IgG抗体とは…
この抗体は免疫グロブリンと呼ばれ、構造の違いによってIgG、IgM、IgA、IgD、IgEという5つのグループに分類されます。 生体は細菌やウイルスなどの抗原に対して感染初期にIgMを産生し、その後、遅れてIgGを産生します。 IgGは、その後、長期間にわたって存在し抗原に対する免疫応答を担っています。
IgE抗体とは…
IgE抗体とは、1型アレルギー反応を引き起こす免疫グロブリン(*)です。 特に特定のアレルゲン(ほこりやダニなど)に感作され反応するものを「特異的IgE抗体」といいます。 一般的に行われている血液検査では、この「IgE抗体」の総量、何に反応するかどうかの「特異的IgE抗体」を調べています。
犬のアレルギー症状の特徴

人間の場合と同様に、ペットのアレルギー発生率も増加しています。人間のアレルギー症状が、くしゃみや喘息、さらに重い症状として呼吸困難などが起こるのに対して、ペットのアレルギーは主に皮膚炎として現れるのが特徴的です。その初期症状として痒みが発生し、引っ掻くことでさらに悪化します。犬アレルギーは主に、ノミアレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの3つに分類されますが、複数のアレルギー性疾患に同時にかかる可能性もあります。
ノミアレルギー性皮膚炎
症状の出やすい部位は、しっぽや腰の背部、足の付け根、後ろ足、腹部に見られます。 ノミの予防をしていない犬で、これらの部位に激しい痒みや脱毛がみられる場合は、ノミによるアレルギー性皮膚炎が第一に疑われます。 始めは赤い発疹ができ、赤く腫れます。 痒みが激しくなると、眠れなくなることもあります。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は遺伝的な背景を原因とした慢性的なかゆみを伴う皮膚疾患です。遺伝的に皮膚バリアの機能が弱く、生活環境にアレルギーを持っていることなどがきっかけとなって発症することが多いとされています。初期には、眼や口の周りが赤くなり、身体を掻いてしまうことにより薄毛がみられます。 症状が進行すると、慢性的な皮膚炎により皮膚が厚くガサガサになり、脱毛や腫脹がみられるようになります。

食物アレルギー
体の中に存在する「自分のもの」と「自分のものでないもの」を区別して、自分の命を脅かすおそれがアレルギー性の皮膚炎のなかで最も多いものが犬アトピー性皮膚炎となっています。食物アレルギーは食べ物が原因でおこるアレルギーのことですが、実はアレルギー全体から見ると、純粋に食物が原因のアレルギーはあまり多いわけではありません。犬アトピー性皮膚炎の約50%は食べ物に対するアレルギーも併発していると考えられています。
食物アレルギーが引き起こす症状
ノミアレルギー性皮膚炎はノミが原因。アトピー性皮膚炎は、遺伝的要素が高い。となると、飼い主自ら与える食事が原因として考えられる、食物アレルギーは、なんとかして防ぎたいもの。食物アレルギーによって起こる症状は下痢や嘔吐、皮膚炎などがあります。

1歳までに発症した、うんちの回数が多い、季節に関係なくかゆがる、口や目のまわり、背中などに炎症がある、などの徴候がみられる場合は食物アレルギーが疑われます。

犬と猫のアレルギーの対処方法
アレルギーの対処方法の基本は身のまわりからアレルゲンを取り除くことです。たとえば、ダニが原因であるアレルギーであればダニのいない清潔な環境に整えること、食物アレルギーであれば、アレルゲンとなっている物質を含まない食事を与えるのが一番の対処方法となります。
食物がアレルギーの原因となる例は実は少ないのですが、アレルギーは複数の原因がかさなって起こっている場合もあるため、食事以外が原因のアレルギーと診断された場合でも、フードを変更することで症状がよくなる場合も多くあります。
アレルギー検査方法実施に伴う費用感
アレルギー検査には、アレルゲン特異的IgE検査、リンパ球反応検査などがあります。
アレルゲン特異的IgE検査
即時的なⅠ型アレルギーを検査する方法です。犬の場合、環境アレルゲン、食物アレルゲンのどちらに対しても適用されます。
- 検査方法:注射
- 概算費用:10,000円前後(1回・1頭)
- 測定アレルゲン数:30種類前後(1種類調査で330円前後となる)
リンパ球反応検査
本検査は、リンパ球を介したアレルギーを捉えることができます。IgEによるアレルギーとリンパ球によるアレルギーは全く別々のアレルギー反応です。IgE検査で陰性の場合でも、リンパ球による反応で食物アレルギーを発症することがあり、そのような症例で有用な検査です。
- 検査方法:注射
- 概算予算:15,000円前後(1回・1頭)
- 測定アレルゲン数:20種類前後(1種類調査で750円前後となる)
いづれも動物病院で診断可能ですが、1点ご注意を。基本的に動物病院では、アレルゲン特異的IgE検査(10,000円前後)+リンパ球反応検査(15,000円)をセットで行う場合が多く、更には、アレルギー強度試験(8,000円前後)も実施する事例が多いです。よって費用感は、アレルギー検査一式で30,000円~40,000円前後を相場となります。
犬が注射を嫌がる心理

人間の大人であれば、注射の必要性が理解できるので我慢もできますよね。しかし、犬は言葉で説明しても理解はできません。加えていつもと違う雰囲気を察して怖くなる、ということは想像がつきます。
動物病院でのアレルギー検査は血液検査が基本となり、当然注射が必要です。
犬が注射を嫌がる理由①:痛い
犬も注射の針が体に刺さると、当然痛みを感じます。痛みに敏感な犬は注射針が刺さった瞬間に「痛い!」と感じ、逃げ出す仕草をするかもしれません。犬が動いてしまうと針が折れたり、皮膚を傷付けたりする恐れがあるので危険です。
犬が注射を嫌がる理由②:恐怖
犬が注射をするときの環境として、飼い主のいつもと違う態度、動物病院という慣れない場所、見慣れない獣医師やスタッフ、待合室で見る他の犬や動物、白衣など、犬が怖がる雰囲気や音があることが挙げられます。
犬が注射を嫌がる理由③:嫌な記憶
動物病院や注射をされる場所を「怖いことをされる場所」として犬が記憶していることがあります。また、病院に行く時にキャリーバッグなどを使用していると、そのバックを見ただけで怖がって入ろうとしなかったり、暴れたりしてしまいます。
注射無し!負担をかけないアレルギー検査を実施すべし
このように、動物病院でのアレルギー検査は血液検査が主流の為、注射が必要となり、ペットへの負担はそれなりに大きくなります。そこで、筆者がお勧めする最先端のアレルギー検査方法は、ブラッシングで出たペットの体毛から採取する方法です。
体毛から検査する最先端アレルギー検査方法と血液検査の違い

まず、被毛(毛髪)がどのような仕組みで成り立っているのかを理解しておきます。被毛(毛髪)は、大別すると皮膚の表面に游離している部分である毛幹部と皮膚の内部に潜っている毛根部で構成されており、毛根を皮膚内に包んでいる部分を毛嚢といいその先端の膨らんだ箇所を毛球と呼びます。さらに、その下部は凹んでいて毛乳頭を包んでいます。毛球には毛細血管が入り込んでおり、毛乳頭でできている毛母細胞が成長しながら角質化し毛髪となります。そのようにつくられた被毛・毛髪。そこには蓄積されたデータ=エネルギーが存在します。最先端技術である人用の心電図・脳波測定原理に基づき開発した分析検査機器にて、体毛の細胞が持つ微弱なエネルギーを測定、アレルゲン物質のエネルギーと対比分析をし結果を導き出す方法です。
体毛で出来るアレルギー検査のおススメキッド”アレミッケ”
注射無し!動物病院に行く必要なし!ご家庭でご自宅で出来るアレルギー検査キッド。そんな夢の検査キッドが日本でも手に入ります。それがこちら

はっきり言って最強です。恐らく世界一のご自宅で出来るアレルギー検査キッド 。しかも超簡単!検査項目は、なんと驚愕の373項目!(動物病院での血液検査は多くても100種類前後)そのうえ、血液検査では、調査が難しい添加物までも検査項目に入っている!業界ナンバー1の品目数と内容で、コスパ怪物です。その実績と信頼は、口コミにも反映されています。
▼検査の流れはこちら▼






詳細はこちらをチェック!多頭検査で割引あり!
▼1頭用
▼2頭用
▼3頭用
▼4頭用
▼5頭用
ドッグフードの未来は昆虫食にあり!?

アレルギー検査をした後に陥るのが、「うぅぅぅぅ・・・いつも、与えてたものがアレルギーだった」「何を食べさせたらいいかわからない…」「お肉も魚もアウト(´;ω;`)」というようなドッグフードジプシー状態。 そう。ここ最近、ペットフード選びに彷徨う人々のことを、ちまたでは「ペットフードジプシー」と呼びます。そんな 「ペットフードジプシー」 に救世主となるのか!?
巷では、昆虫食が密かに注目を集めています。
サスティナブルな価値からみる昆虫食

ペットフードは製造過程で想像以上に環境を破壊しています。アメリカには約1億6300万匹の犬と猫がいると言われており、必要とするペットフードは膨大な量になります。あるUCLAの研究では、ペットフードは米国の食肉生産が環境に与える影響の25〜30%の占めており、年間6400万トンもの温室効果ガスを排出していると推定されているそうです。
犬は雑食性で、さまざまな食物からタンパク質を摂取することが可能。一説によると、人間の廃棄物を食べて生きてきたオオカミが、犬の先祖ではないかと言われています。
しかし、高級タンパク質を使った「プレミアム」ペットフードが業界で大ブームとなっており、UCLAの研究者は、ペットフードの高級肉トレンドが人間が行っている気候変動や土地利用のメリットを相殺してしまうのではないかと懸念するほどだといいます。
昆虫が、肉・魚に変わるタンパク源としての価値

WHOは昆虫が今後数十年の世界の食料不安を解消する「大きな可能性」を持っていると言っています。しかし、昆虫食と聞くと我々、人でも二の足を踏んでいる状態ですよね。チャレンジ精神旺盛なタイプな方でも、主なタンパク源を昆虫から摂取したい?と言われたら、「はい!」という自信がないのが一般的でしょう。
一方で、サステナブルで健康的なタンパク質を主食とすること。またアレルギー反応が出た肉や魚に変わるタンパク源と考えると昆虫食という選択も、有り!なのではないでしょうか。
日本で購入可能な昆虫食ペットフード
そこで、日本で入手可能な昆虫食をご紹介します。
イギリス大手メディアBBC掲載!愛犬の体&地球に優しい昆虫フード 『ヨラドッグフード』
原産国:イギリス
主昆虫:アメリカミズアブの幼虫
原材料:昆虫 42.5%(乾燥昆虫 27%、昆虫 8.5%、昆虫オイル 7%)、オーツ麦、ジャガイモ、トウモロコシ、エンドウ豆、ビール酵母、海藻、亜麻仁、トマト搾滓、乾燥ビート、チコリー繊維、乾燥カボチャ、乾燥ニンジン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、乾燥ケール、乾燥パセリ、ユッカエキス、酸化防止剤(植物油性トコフェロールエキス)、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)
この、「ヨラドッグフード」に配合されているのは、アメリカミズアブの幼虫。見た目はちょっと苦手な人も多いかもしれないが、タンパク質やビタミン、ミネラル、脂肪酸がバランス良く含まれている上、鶏肉よりも消化吸収率が高く、敏感な胃を持つ犬たちにもおすすめの食材なのだとか。幼虫たちは、オランダの食用昆虫工場で、有機農場から調達した野菜や果物の残渣を食べて養殖されているので、残留農薬などの危険もないとのこと。
抗生剤、ホルモン剤、香料、着色料、小麦不使用と、犬にとっていらないものをできるだけ省き、さらに食物にアレルギーを持つ犬も増えている中、昆虫はアレルギーが非常に発生しにくい原材料の1つであるというのも嬉しいポイントだ。開発者のトム・ニッチ氏は、「世界中で消費される肉類や魚類のうち、ペットフードに使用される割合は20%にも達する」という事実に衝撃を受け、何かできることはないかと模索する中で、近年関心が高まっている「昆虫食」に注目。 その後、このドッグフードの開発に至ったという。

2022年現在(1月)日本のドッグフードメーカーも昆虫食への参入準備をしているメーカーがあると、耳にします。 果たして、肉・魚に変わる、アレルギー体質ペットの救世主となるのか。今後の市場の動向が気になるところです。
コメント