「グレンフリー」「ヒューマングレード」「獣医師推奨」「厳選素材」とか・・・耳障りの良いワードをセールスポイントに並べて消費者に訴えかける。
そんな言葉の羅列に誘惑されるのは、あなたの知識が足りないからです。愛すべきパートナー(愛犬・愛猫)に、本当に良いものはなにか。コダワリを持つためにまずは、ペットフードの製造方法から紐解きましょう。(2022現在)
スチーム製法ドライ(Dry)タイプ

一番市場に多く出回っているタイプのスーパーメジャーなペットフード製造方法。それぞれの原材料を混合した後に、エクストルーダーと呼ばれる加熱・加圧・成型機に入れられます。そこで、80~200度の高温でスチーム加熱(スチーム製法)・加圧処理されます。その後の成形過程では、原材料の温度は100度~200度に達した状態で加工されます。最後の乾燥過程では、80~150度の温度で10~20分かけて水分を減らしていきます。水分の減少により、永い保存期間が得られます。加熱・乾燥処理により、ビタミン等の栄養分や酵素が失われタンパク質が変性し、圧力をかけた加工により風味や食感も失われます。安価で購入ができ、手軽に与えることが可能です。
メリット
- 比較的安価で購入可能
- 手軽に与えることができる
- 賞味期限(保存期間)が長い
デメリット
- 各工程で行われる高温加熱・高温乾燥処理により、ビタミン等の栄養分や酵素が失われる
- タンパク質が変性する
- 風味や食感が失われる
ロー(Raw)タイプ

「生」食です。肉・肉骨・魚・野菜等、加熱していない生の食材を与えます。食物に含まれる酵素が熱で破壊されずにそのまま体内に取り組めます。加熱した肉より生肉を消化する能力の方が高い犬の消化器官に適しているといわれています。肉の場合、動物性タンパク質が豊富で、熱に弱いビタミン類も栄養価を損なわず摂取できます。新鮮であることが最低条件で、保存期間は短い。保存の仕方によっては、健康被害を及ぼす微生物や殺菌が繁殖している可能性もあります。
メリット
- 食物に含まれる酵素が熱で破壊されずにそのまま体内に取り組める
- 加熱した肉より生肉を消化する能力の方が高い犬の消化器官に適している
- 肉の場合、動物性タンパク質が豊富で、熱に弱いビタミン類も栄養価を損なわず摂取できる
デメリット
- 新鮮であることが最低条件
- 賞味期限(保存期間)が短い
- 保存の仕方によっては、健康被害を及ぼす微生物や殺菌が繁殖している可能性がある
フリーズドライタイプ

原材料を一気に冷凍(-30度以下)した上で、真空状態にして乾燥する製法。高温にさらされることがなく栄養分や酵素、タンパク質などが保持され水分だけが取り除かれます。素材の形状や特徴がそのまま保たれます。一般的に加工コストが高いことから、ペットフードでは肉、野菜等の原材料をそのまま加工するため、トリーツ等のために用いることが多い製法です。
メリット
- 栄養分や酵素、タンパク質などが一定量保持される。
- 素材の形状や特徴がそのまま保たれる
デメリット
- 高価
- ペットフードが少ない(トリーツ等に用いることが多い)
“NEW” エアードライタイプ

ここ最近注目されているペットフードの新しい製造方法である、エアードライ(低温乾燥製法)。低温で長い時間をかけて水分だけを蒸発される製造方法。加熱調理というプロセスがないことから、ビタミン等の栄養素は失われずタンパク質は変性することなく、アミノ酸の変性酸化が限りなく抑えられます。この製法により、生肉の栄養酵素が残り、成型のために圧力をかけないことから風味や食感も失うことなく、高い嗜好性を併せ持つのが特徴。食欲が低下サポートや、健康上の多くの利益をもたらすと言われています。
メリット
- 加熱調理というプロセスがないことから、ビタミン等の栄養素は失われずタンパク質は変性しない。
- アミノ酸の変性酸化が限りなく抑えられる
- 生肉の栄養酵素が残る
- 成型のために圧力をかけないことから風味や食感も失わない
- 高い嗜好性を併せ持つ
デメリット
- メーカー(商品)がまだ少ない
- 比較的高価
- 低温で長い時間をかけて水分だけを蒸発される製造方法がノウハウの為、各メーカーにより、独自のプロセスがある。
まとめ
今、変わりつつあるプレミアムペットフードのカテゴリー。本来の犬や猫は肉食であったと言われています。彼らの身体的機能や構造の中にはその名残があります。その本来のあるべき食生活として、欧米では、生肉を推奨するショップもあります。世界的傾向から、ドライフード(スチーム製法ドライ(Dry)タイプ)は、ペットを飼う立場の人間の利便性や安価で簡単に大量生産できる経済性を優先させ、多くの場合、栄養素が破壊されていることから、「ペット・ファースト」ではないという論調が高まっています。2022年以降の食事のトレンドは、間違いなく、エアードライタイプ(低温乾燥製法)にシフトしていくでしょう。
日本で購入可能なエアードライ3選

Balanced Life オーストラリア (詳細は画像をクリック)
高品質なオーストラリアの肉やスーパーフードを豊富に含み、エアードライ製法により素材の栄養をできる限り損なうことなく作られたしたフードです。各原材料は犬の健康をサポートするため厳選され、穀物やグルテン、人工香料や防腐剤は含まれていません。自然で口当たりがよく、そこにエアードライの良さがあります。すべてのサイズ、年齢、およびすべての犬種に適した総合栄養食です。

ZiwiPeak ニュージーランド (詳細は画像をクリック)
すべてのパートナーに食べる喜びを。”Ziwi(ジウィ)はそんな思いから、本来自然の中で狩猟しながら食べていたもの”、つまり、犬の食性を考慮したレシピに基づき、良質なニュージーランド産のお肉をふんだんに使って作られています。余計なものは何も加えず、自然の素材を自然のままにギュッと凝縮してできています。

ABSOLUTE ニュージーランド (詳細は画像をクリック)
肉、お魚類 93%!! ニュージーランド産の厳選食材を使用。肉食獣本来の食事にひらめきを得た、まるで肉をそのまま切り裂いたような犬が喜ぶジャーキースタイルのフード。普段の食事はもちろん、タンパク質を高めるためのトッピング、おやつやトレーニングなど様々な用途で楽しめます。

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